経営学というのはどのように出題するかが分からない。そのような科目の場合は基本的な理論をいかに正確に理解して使用できるかだと思う。
 というわけで、無理やり使用してみようと思う。

「戦略と長期計画」〜分析型戦略論〜
 まず、組織=予備校と考える。また長期計画=カリキュラムとすると戦略計画を予備校が明示することによって組織の目標形成や主要な戦略課題の識別に役立つだろう。
 長期計画はボトムアップの形で受験生の現在の活動の延長線上に描かれる場合が多い。一方、戦略は会計士合格のために既に合格した人が目標(カリキュラム)を決め、戦略案を選択するものである。
 長期計画と戦略を混同してはならない。受験生の意見に基づいた長期計画が合格者のビジョンにもとづいた戦略と大きくかけ離れていても、長期計画が修正する余地が無くなるほと固定化されている可能性がある。このような場合、この長期計画をくつがえせばカリキュラムを受験生は支持できなくなり、戦略実行に支障をきたしてしまう。
 環境変化への対応という点では戦略がすぐれている。戦略は環境変化の対応のための長期的構想だからである。長期計画は資源(配られた教材や答練)を事前に配分して、それを固定化してしまうため、不測事態にしばしば対応できなくなってしまう。
 長期計画は戦略の具体的な実行プランであるべきである。つまり、予備校が提示する戦略を実行することを前提としてどのように実行するかを考えるかが重要ということになる。

「硬直化への対策」〜プロセス型戦略論〜
 勉強のマンネリ化などに対処するには?ドメインの再構築(会計士試験からの撤退→税理士試験へなど)予算システムの柔軟な運用(科目ごとに投下する資金を変えるなど)
 社内ベンチャー制の導入、例えば、会計士受験生が日商一級の答練の問題を作成するという活動によって組織の末端という意識を取り除くことが考えられる。
 また、従来1科目ずつの学習方法を取っていた場合、それを戦略的観点から科目をくくりなおし従来の縦割りの科目分類の上に横割りにして科目を重ね合わせることで新たな科目分類を作ることも有効である(SBU)。
 また、科目ごとの経験効果に着目して一つの科目をある一定のレベルになるまで連続して勉強することも効果があると思われる。

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